「クマ目撃」いたずら投稿続発、確認や削除作業追いつかず…青森県「業務妨害罪の可能性」

県民からのクマの目撃情報をインターネット上でまとめる青森県の新システム「くまログあおもり」で、虚偽とみられる投稿が複数件確認されている。県は「虚偽の投稿は偽計業務妨害罪にあたる可能性がある」として、誤った情報の投稿をやめるよう呼びかけている。青森市は19日午後1時、24時間対応で目撃情報を受け付ける専用ダイヤル(017・718・1592)を開設する。
県自然保護課によると、同市内の商業ビルでクマ1頭の緊急銃猟が行われた15日以降、虚偽とみられる投稿が増加した。「ヒグマが線路の上で乱闘していた」「40頭のクマが隊列を作って行進していた」など、明らかに虚偽の投稿も確認されたという。
くまログへの投稿に対し、市町村は現地で足跡やフンといった痕跡を探すほか、周辺への聞き込みをして内容を確認している。くまログには多い日で80件を超える目撃情報が寄せられており、同課や市町村による確認や削除作業が追いついていない。
県環境エネルギー部の吉田巧次長は「いたずらの投稿は厳にやめていただきたい。虚偽の投稿は警察へ相談することを考えている」と話している。
18日に記者会見した青森市の西秀記市長は「クマを目撃したら、県の『くまログあおもり』への投稿ではなく、まずは警察か市に連絡をしてほしい」と話した。