栃木県上三川町で女性が殺害され、20代の夫婦と少年4人が逮捕された強盗殺人事件。警察は21日、夫婦の自宅を捜索しました。逃走後、妻が確保されたホテルは、“第三者の名前”で予約されていたことがわかりました。
事件の指示役とみられる容疑者夫婦が住んでいた自宅に、栃木県警の捜査員が家宅捜索に入りました。玄関をあけるとすぐに段差があり、コメが見えました。
生後7か月の赤ちゃんと3人で暮らしていた竹前容疑者夫婦。事件当日も、3人で行動していたのでしょうか。
警察が匿名・流動型犯罪グループ=トクリュウとみて捜査している強盗殺人事件。狙われたのは地元で有名な資産家一家で、住人の富山英子さんが殺害されました。
これまでに逮捕されたのは6人。指示役とみられる竹前容疑者夫婦と、実行役とみられる高校生4人です。捜査関係者によると、このうち夫婦と高校生Bは事件前から接点があり、夫婦がBに指示を出し、他の高校生を集めさせたとみられています。
事件当日、夫婦と高校生らは一度、サービスエリアに集合。事件の具体的な計画について、打ち合わせをしていたとみられていますが、この時、夫婦が高校生らにバールなどを渡していたことが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。
その後、現場に向かったとみられる高校生たち。次のように供述しています。
高校生の一部
「当日に初めて、被害者の家を狙うことを聞いた」
「夫婦から指示を受けていた。やらなければ家族や友達を殺すなどと言われた」
高校生らを脅し、実行させたのでしょうか。
夫婦は、事件当時も高校生らとアプリで通話しながら、リアルタイムで指示を出していたとみられています。
事件後、夫婦は一度自宅のある神奈川方面へ逃走。その後、妻の美結容疑者と生後7か月の赤ちゃんは、横浜市内のビジネスホテルへ向かったとみられます。
捜査関係者によると、その際、ホテルの予約名は夫婦の名前「竹前」ではなく第三者の名前だったということです。誰の名前だったのかは、わかっていません。
美結容疑者は赤ちゃんと客室にいたところを確保され、夫の海斗容疑者は、海外へ飛び立つ直前に確保されました。
警察が捜査を進めているのが、夫婦の上にいる可能性がある別の指示役の存在です。
警察は、どのような指揮系統だったかなど、事件の全容解明に向け、慎重に調べています。