指名手配の容疑者は「親にも絶対反抗しない子」 兵庫の母娘殺害

兵庫県たつの市で母娘が刺殺された事件で、娘に対する殺人容疑で指名手配された大山賢二容疑者(42)は、どんな人物なのか。
「おとなしく真面目で、親にも絶対に反抗しないような子だった。こんな事件を起こすとは思えない」
大山容疑者を子どものころから知っている男性(70)は驚いた様子で話した。
男性によると大山容疑者は3人姉弟の末っ子で、幼いころは被害者宅の隣にある祖父母の家で生活。いったん両親と関東に引っ越したが、しばらくすると父親や姉たちと一緒に、祖父母が暮らす実家に戻ってきたという。
父親は大山容疑者について「学校へ行っておらず、引きこもりがちだ」と打ち明けていた。「職をみつけろ」と促し、自分が営んでいた造園業を手伝わせていたという。
その父親が15年ほど前に亡くなり、男性が香典を持って行くと、大山容疑者は受け取らなかったが「ありがとう」と感謝された。
大山容疑者は約10年前に家を出た。祖父母も既に亡くなり、実家は空き家になっている。近所でのトラブルもなかったといい、男性は「あいさつも返してくれる、素直な子だった。事件を起こしたなんて、うそであってほしい」。【山下理恵、藤田文亮】