裁判5日目…当時16歳少女の証言
2024年4月、北海道旭川市の橋から当時17歳の女子高校生を川に落下させ、殺害した罪などに問われている旭川市の無職・内田梨瑚被告(23)の裁判員裁判の証人尋問で、事件のきっかけとなったSNSを内田被告に知らせた当時16歳の少女が、証人としてリモート会議システムを通じて証言をしました。
SNSに画像…内田被告に知らせた経緯
当時16歳の少女は、飲食店で内田被告が麺をもち上げている場面を撮影し、SNSに投稿。その後、17歳の女子高校生がSNSへ無断で引用したことを内田被告に知らせ、事件のきっかけとなりました。少女は監禁にも関わり、家庭裁判所で保護観察の処分となっています。
29日の証人尋問は、当時16歳の少女が、弁護側、検察側双方の証人として、ビデオ会議システムを通じて出廷しました。
検察側の尋問で当時16歳の少女は、無断引用を知ったことについて「Aさん(=被害者の女子高生)のインスタのストーリーを見ていたからです。(内田被告とわかったのは?)私が撮った写真だからです。(公開設定は?)なっていませんでした。(なぜ見られた?)インスタで友達だったからです」と述べました。
被害者が土下座、「止めたら…梨瑚さんが怒っちゃう」
その後、旭川市内で女子高校生や内田被告らと合流したことについて、 当時16歳の少女は「電話で梨瑚さんから謝りたいから待っていてと言われました。A(=被害者の女子高生)さんも直接謝りたいと言っていました。(合流したいとは?)思っていませんでした、断れなかったからです。(断ったら?)「後々、面倒くさいことになると思いました。(面倒とは?)梨瑚さんが後から連絡たくさん来ると思いました。(謝罪を受けたいとは?)思っていません。(女子高生に対しては?)怒っていないです」と述べました。
合流した後に、小学校の駐車場で女子高校生が土下座をした場面について、当時16歳の少女は、土下座してほしいとは思わなかったとしたうえで「(どうして止めなかったのか)上下関係があった中で、梨瑚さんがA(=被害者の女子高生)さんを謝らせているのを止めたら、梨瑚さんの顔が立たなくなって、また怒っちゃうと思ったからです」と述べ、女子高校生に対する怒りの感情などはないものの、内田被告の指示に従わざるを得ない当時の状況を説明しました。
コンビニで暴行受けた被害者は…「小さくなって…怖がっていました」
弁護側からの尋問では、旭川市内のコンビニエンスストアで女子高校生が店員に助けを求めたものの、店舗外に引きずりだされた場面について聞かれ「(警察が来ると思った?)思いました、(帰宅したあと、当時16歳の少年にコンビニでの出来事を伝えた?)伝えました」と述べ、当時16歳の少年に伝えた理由について「状況が怖かったのと、不安だったから」と説明しました。
また、裁判所側からもコンビニでの状況を問われ「怖いなと思いました、自分では止められないし、殴られたりとかし始めていて、怖くなりました」と述べ、女子高校生については、合流直後は怖がっていなかったが、コンビニでの暴行後「車の中でしゃがんでいました、小さくなっていたので怖がっていました」と、恐怖感が増していく様子を説明しました。
29日午後は、内田被告の被告人質問が行われます。