ゴルフ練習場の鉄柱、28日撤去開始へ 千葉・市原

台風15号の影響で、千葉県市原市のゴルフ練習場「市原ゴルフガーデン」の鉄柱が民家に倒れた問題で、東京都江戸川区の解体業者「フジムラ」が10日、住民を対象に説明会を開き、28日に無償で鉄柱やネットの撤去工事を始めることを提案し、了承された。
説明会には練習場の70代の女性オーナーも出席し、「住民の皆さまに多大な迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません」と陳謝した。
撤去作業中に生じた新たな損害については、損害賠償保険に加入して対応し、保険料は練習場側が負担するという。27世帯中25世帯が同意し、残る2世帯も撤去作業の開始には反対しない姿勢を示した。
同社は15日ごろから現場で撤去の準備を始め、同意を得られた世帯については28日にも工事を行う。
住民の男性は「(先月26日の)前回の説明会に比べ、はっきりしたことが多く、前進したと思う」と語った。一方で、住民の一部からは台風19号の影響を懸念する声も上がったという。