松本洋平文部科学相は9日の閣議後の記者会見で「飛鳥・藤原の宮都(きゅうと)」が世界文化遺産に登録される見通しとなったことや、登録された場合の保存と活用への取り組みについて考えを示した。
松本氏は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関「イコモス」が6日、「飛鳥・藤原の宮都」の世界文化遺産登録を勧告したことについて「ほぼ満点とも言える勧告と考えている。長年にわたる文化遺産保護の取り組みを基盤に、関係省庁が緊密に連携して審査に対応してきたことが高い評価につながった」とねぎらった。
文科省として、7月に韓国で開催される世界遺産委で登録が果たされるよう「全力を尽くしていく」と述べた。
今後の世界遺産への登録について「国内外での認知度向上や地域活性化につながる意義がある。価値や魅力の発信を一層行っていきたい」と意欲を見せた。登録が実現した場合には「多くの人の訪問が期待される。文科省としても、持続可能な保存・活用が図られるよう、関係者と連携をして取り組んでいきたい」と展望を語った。