〈17歳女子高生殺害〉「河原で花火をして復縁迫り、断られ…」これまで何度も迫っていた茶髪の塗装工(19)は仕事も転々…父は「朝4時に警察が来た」「普通の子として育ててきた」

〈〈相模原・17歳女子高生殺害〉「復縁を迫ったが断られ…」首を絞めて殺害? 元交際相手で19歳容疑者の父は「交際していたことも知らなかった」「トラブル聞いてない」〉から続く
神奈川県相模原市の相模川河川敷で座間市の高校3年生・佐藤唯来(ゆら)さん(17)が殺害された事件で、県警が殺人容疑で逮捕した元交際相手の自称塗装工の男(19)=相模原市南区=の横顔が取材で浮かび上がってきた。男は佐藤さんが通う県立高校のOBで、SNSを通じて交際関係に発展したが、まもなく解消され、復縁をしつこく迫っていたという。
《画像》「復縁を迫ったが…」逮捕された茶髪で塗装工の19歳“元カレ”の画像、父親は「どこにでもいる普通の子」と語っていた
SNSで出会ったセンパイ、事件当日に最初は花火をしていた
殺害現場や男の住む相模原市南区と座間市は隣接しており、佐藤さんと男の生活圏は重なっていたとみられる。社会部記者が解説する。
「2人は県立高校の同窓で2学年離れていますが、在学中は面識がなかったとみられます。男はTikTokの動画で佐藤さんの存在を知り、メッセージ機能を利用して『告白』、交際にこぎつけた。
しかし、交際関係は佐藤さんの申し出でまもなく解消され、納得できない男がたびたび呼び出しては復縁を迫っていたようです。事件のあった10日夜もそうした流れで、男は県警の取り調べに『最初は花火をしていた』と供述しており、実際に河川敷で花火の痕跡があったようです」
楽しい思い出でも語らおうと思ったのだろうか。しかし、真っ暗な河川敷での花火作戦は佐藤さんの冷めた心に再び火を灯すことはなかったようだ。
男は粗暴でイキがるようなタイプではなかったという。男の自宅アパート近くに住む女性はこう話した。
「あのお宅はお父さんもお母さんもごく普通で、会えば挨拶もするしっかりした方たちですよ。捕まった子は19歳の男の子でしょ? その子なら朝早く私服で出かけていくけど、会えばいつもニコニコと挨拶もしてくれる子ですよ」
「1年で3回ほど転職をしています」
別の女性住民は、容疑者が乳飲み子の頃から家族ぐるみで付き合いがあったという。
「私はあの子が赤ん坊の頃から知っているし、今もつき合いがありますけど本当に優しくていい子ですよ。だから今度の事件も、とっさのことだったんじゃないかとしか思えません……。
小さい頃は家の前で水遊びをしたりするのをよく見かけて、話もよくしました。その頃は、言葉遣いが悪かったり汚かったりしたら叱ったりもしましたが、素直に言うことを聞いてくれました。
地元の中学を出て、高校に進学したけど中退をしてしまったと聞いています。家の前で友達と一緒にいたりすることはたまにあったけど、暴力沙汰を起こしたり警察のお世話になった記憶もありません。
高校の時にできた彼女が家に遊びに来ているという話は聞いたことがありますが、実際に一緒にいるところは見たことありません。最後に彼を見たのは数日前の朝、仕事に出かけるところですよ。いつもの通りでした。最近女性問題で悩んでいるとも聞いたことなかったしね」
男の父親は12日、自宅で集英社オンラインの取材に応じた。
「息子は高校2年生の最初に中退しました。進級はできましたが勉強についていけなかったとか、先生と合わなかったとかが理由です。その後、土木・建築系の仕事を始めましたが、どれも1年とは続かず、3回ほど転職をしています。
今の塗装系の仕事は半年以上続いています。自分なりに働き先を探して、応募して面接を受けたみたいです。朝7時には自転車で勤務先に出かけ、夕方に帰ってきていました。
納期が近く忙しくなると帰りが夜遅くなることもありました。バイクの免許はありませんが、機械いじりは好きだったので、興味はあったかと思います」
「中学ではバドミントン部に所属していたが…」
父親は息子と佐藤さんが交際していたことは、全く知らなかったという。
「親から見て、いたって普通の子どもでした。事件のあった10日朝も仕事に出かけ、私が午後8時過ぎに帰宅したときには姿が見えず、12時前ぐらいに玄関がガシャっと開いたので、息子が帰ってきたんだと確認できました。
花火に行くことは知りませんでした。刑事さんが11日午前4時ごろに『とにかく話を聞きたい』と来られて、寝ていた息子を起こしました。そして外に連れていかれました」
プライベートに関しては、容疑者が父との会話で話題にすることはほとんどなかったという。
「ここ数年、思春期ならではというか、親に対する言葉遣いもそうだし、行動にしてもそうだし、年相応の感じではあったかなとは思います。タバコは吸っていましたが、タトゥーを入れたりはしていません。
妹とは普通に接していて仲良かったと思います。あと家にはお金を入れてくれていました。プライベートや交友関係は本当にわからないんですよね。でも、帰りが遅くなるときは連絡もくれるし、ご飯も朝は家でちゃんと食べてました。
(今回の事件は)理解もできないし、想像もつかなかったことですよね。補導歴など前歴などもありません。暴走族など非行グループへ参加したこともないはずです。でも、(免許なしに)バイクに乗っていたことも知らないし、私たちの知らないところで何していたかはわかんないです」
容疑者は、高校では勉強についていけずに中退したが、中学時代は活発だったようだ。父はこう続けた。
「中学ではバドミントン部に所属していて、頑張っていたそうです。学校も真面目に通っていました。高校に入ってからはアルバイトを始めたので、部活にも所属しませんでした。どこにでもいる、いたって普通の子なんです。そう育ててきましたから」
いたって「普通」の “先輩”につきまとわれ、ついには未来を奪われた佐藤さん。二人の間に何があったのか、捜査の進展が待たれる。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班