自民党派閥裏金事件で「離党勧告」を受け、離党した世耕弘成元経産相。復党しようと張り切っているが、暗雲が立ち込めている。
自民の石井準一参院幹事長は9日の記者会見で、世耕氏が復党願を提出したことについて「時期尚早。非常に自分勝手な判断だ。政治家以前に人として信じられない」と、痛烈に批判した。自民執行部は今後、地元・和歌山県連と調整したうえで党紀委員会を開き、世耕氏の処遇を判断する考えだが、早くも参院の壁が立ちはだかった。
「参院幹事長だった世耕さんは、旧安倍派の参院トップでもあり、当時は人事権などを握って幅を利かせていました。恨みを持つ人が少なくありません。それに、世耕さんは衆院に鞍替え後も、参院自民議員に影響力を行使していたと聞きます。石井さんからすれば、裏金事件で党に迷惑をかけたクセに、好き勝手されるのが我慢ならないのでしょう」(自民党関係者)
一方、和歌山県連では、復党を認める方向で話が進みつつある。世耕氏は2024年衆院選で二階俊博元幹事長に反旗を翻し、参院から無所属で鞍替え出馬。二階氏の三男・伸康氏に圧勝した。今年2月の衆院選では、県連は対抗馬さえ立てられなかった。
いまや、県連側も世耕氏を受け入れざるを得ない。「世耕さんは地元の状況を見て復党に勝算があると判断したのではないか」(旧安倍派関係者)ともささやかれる。しかし、どうやらこちらも雲行きが怪しくなってきた。
■「誰も責任を取りたくない」
「ほとんどの所属議員は復党を容認する考えですが、二階さんの影響力が残る県南部の地方議員に強い反発が見られます。やはり世耕さんの復党は大きなハレーションを生む可能性があり、議論を慎重に進めざるを得ない。誰も責任を取りたくないという思いもあるようです」(県政担当記者)
そもそも、世耕氏が受けた「離党勧告」は「除名」に次ぐ2番目に重い処分。早期復党に異論が噴出するのも、もっともな話だ。
「自民党内では『まだおとなしくしている方が懸命だ』との声も多い。当然、復党すれば野党の反発も必至です。すぐに結論が出ず、復党話は中ぶらりんになってしまうかもしれません」(永田町関係者)
世耕氏は勇み足を踏んでしまったか。
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世耕氏は裏金でナント、高級シャンパン「ドンペリ」を何本も購入していた。関連記事【独自】『自民・世耕弘成氏が裏金で高級シャンパン「ドンペリ」購入 “泡”と消えたのは45万円也!』も必読だ。