「切符って何?」 利用方法を説明したポスターが話題に JR東「ICカード普及の中で若い人に伝われば」

越谷レイクタウン駅(埼玉県越谷市)に貼り出されている「きっぷってなに?」と書かれたポスターが、ネット上で注目を集めています。ICカードが普及する中、ときどき問い合わせがあるため制作したそうです。JR東日本大宮支社を取材しました。
【画像】話題のポスターがこちら。切符世代には当たり前の「購入した当日のみ利用可能」といった解説が……
越谷レイクタウン駅に掲出 今年4月ごろから、越谷レイクタウン駅の券売機付近に掲出されているポスター。 「きっぷってなに?」というタイトルで、駅にある券売機(緑)と多機能券売機(黒)で購入できる切符について、以下のように説明しています。 ・当駅から乗車する際のみ利用可能 ・購入した当日のみ利用可能 ・途中駅での下車は出来ません(下車する場合、差額分は収受し過剰分はお返ししません)
JR東日本大宮支社に聞きました 先日、このポスターがツイッターで紹介されると「切符が急速に過去のものになっていることがわかる」「自分は若年層から遠いことを実感した」といったコメントが寄せられています。 ポスターを貼りだした狙いについて、JR東日本大宮支社の担当者はこう説明します。 「ICカードが普及している中、切符の使い方を知らないお客さまが多いことを受けて越谷レイクタウン駅の駅員が作成しました。特に10~20代の若いお客さまに伝わればと」 切符に関する問い合わせは、通常は月1~2件で特に多いわけではないといいますが、春休みやゴールデンウィーク、夏休みに件数が増えるそうです。
続編の予定は ポスター設置には、越谷レイクタウン駅ならではの事情もあるようです。 「大型商業施設が隣接しており、休日ともなると多くのお客さまが駅を利用されます。お帰りの際の混雑を想定し、帰りの切符として乗車駅でもう一枚の切符を買われていることも考えられます」 ポスターのタイトル横には「No.1」とありますが、続編については「検討はしておりますが、現在のところいつ追加するか等は未定」とのこと。 話題になったことについては、こう話します。 「駅での問い合わせ件数は通常月1~2件であり、それに比べて反響が多いことに正直驚いています。これを機に切符の買い間違えなどが減れば幸いです」