2024年4月、北海道旭川市の神居古潭(かむいこたん)で、女子高校生(当時17)が神居大橋から石狩川に転落して死亡した事件で、監禁、殺人、不同意わいせつ致死の罪に問われていた内田梨瑚被告(23)の裁判員裁判で、旭川地裁は22日、内田被告に懲役27年の判決を言い渡しました。
判決公判の終了後、一部の裁判員が報道各社の取材に応じ、裁判に携わった感想などを述べました。
「整理ができないくらいの矛盾点があった」
「評議や判決に至る判断において重視したことや悩んだ点はありますか」という問いに対して、68歳の男性裁判員は「供述に食い違いがあったが、被告人の方はほぼ矛盾するような内容だった。共謀した受刑者の女(当時19)の方がつじつまが合うと認識した」と話しました。
また、女性の裁判員は「殺意があるかないか。共謀した受刑者の女(当時19)は殺意を認めていたし、信憑性があったが、被告人の供述は整理ができないくらいの矛盾点があった」と話しています。
「申し訳ない」判決に悔やむ裁判員も
法廷での被告の様子や遺族の声など、裁判に臨んで印象に残ったことを問われると、60代の男性裁判員は「被害者の父親が『娘の望む判決を』と言っていたが、今回差のある内容になり、申し訳ない」と悔やむ姿もありました。
68歳の男性裁判員は、「第5回目の公判で、弁護側からの質問を受け被告人は号泣したが、その後、『なぜ泣いたのか』と検察側から聞かれると、顔が激変した。それが全てだと思った」と公判を振り返りました。