【ブリュッセル=秋山洋成】ベルギーのブリュッセル王宮前で23日に行われた天皇、皇后両陛下の歓迎式典には、大勢の地元住民や現地在住の日本人らが集まり、お祝いムードに包まれた。
IT企業経営のエブラール・マークさん(63)は「日本人の皇室への尊敬が感じられた。フィリップ国王夫妻と両陛下はにこやかに談笑され、両国の絆の強さを象徴した」と話した。
翻訳家ロリアン・フルネーズさん(37)も「両国の象徴的な存在が友好を深める場に立ち会えてうれしい」と喜んだ。
今回の訪問について、ベルギーの地元紙ラ・リーブルは「ベルギーと日本は断ち切れない絆がある」と1面で報じるなど、ベルギーでも注目が高まっている。
今年は日本とベルギーの外交関係樹立160周年を迎え、両国で市民らによる関連行事が盛んに行われてもいる。19日には、秋篠宮家の次女佳子さまがベルギーのダンスカンパニーの日本公演を鑑賞された。
日本酒の輸入・販売を手がけるハンス・ルーベンスさん(48)は「ベルギーで多くの日本人サッカー選手が活躍し、遠い国の日本が身近に感じるようになってきている。今後も友好関係がますます深まればうれしい」と述べた。
2025年に開催された大阪・関西万博では、秋篠宮家の長男悠仁さまがベルギー館の展示をご覧になった。当時、ベルギー館副館長を務め、案内役を担ったアルノー・ビオさん(39)は「日本のアニメなどベルギーの若者にとって日本への関心は高い。(今回の訪問を通じて)さらに日本への興味が高まり、若い世代同士の交流が深まってほしい」と話した。