行方不明の男児(5)いまだ発見されず 合流地点など捜索も難航――SNSでの“憶測拡散”に専門家が警鐘

霧島市の温泉施設を訪れていた5歳の男の子が、行方不明になって、25日で5日目ですが、いまだ手がかりは見つかっていません。一方、SNS上では様々な憶測が広がっていて、専門家は、根拠のない情報の拡散に警鐘を鳴らしています。
(岡本善久アナウンサー)
「警察車両がかれい川の湯を出発していく。こちらはボートを載せたトラック。天降川の下流方面へ曲がっていく」
今月21日から行方が分からなくなっているのは熊本県八代市の田中 嶺臣ちゃん(5)です。
嶺臣ちゃんは、霧島市隼人町嘉例川にある「かれい川の湯」で両親と2歳の弟と一緒に家族湯に入浴していましたが、先に脱衣所に行った両親が少し目を離した隙に、姿が見えなくなりました。
警察と消防は近くの天降川に落ちた可能性もあるとみてこれまでに延べ400人以上を動員して捜索活動を行っています。
(岡本善久アナウンサー)
「霧島市隼人町。見えているのがホテル京セラです。橋の向こう側に見えているのが、右側が手籠川。左側が天降川。この場所は手籠川と天降川が合流する地点。今日は、この場所で嶺臣くんの捜索が行われる。県警のボートが天降川に投入されていく」
25日も午前9時ごろから午後5時ごろまで捜索を行いましたが、手がかりは見つからず、嶺臣ちゃんの行方はいまだわかっていません。
両親によると内カギがかかり、内湯の窓が開いた状態の浴室から姿を消したと言う嶺臣ちゃん。数分の間に嶺臣ちゃんはどこに行ってしまったのか――。
捜索が難航する中、SNS上では様々な憶測が拡散されています。なぜ、真偽不明の投稿が広がってしまうのか、専門家は。
(名古屋大学大学院・久木田水生准教授)
「不安とか恐怖とかが落ち着かないので、何かしら仮説を立てたくなる。真相が明らかになったときに「ほら、俺の言った通りだろう」みたいな感じで人から注目されたい。称賛を得たいという心理がおそらく背後にある」
曖昧な情報からは距離を置き、拡散しないことが重要だと言います。
(名古屋大学大学院・久木田水生准教授)
「裏付けのある、根拠のある報道が出るまでは、自分としては、情報の拡散に加担しない。あやふやな憶測に基づいて発せられている情報は、見ないようすることが重要」
嶺臣ちゃんの身長は約115センチ、前髪は眉にかかる程度、横側は耳にかかる程度の黒髪。体型は、やせ型で衣服や靴は身に着けていないということです。霧島警察署は0995‐47‐2110まで情報の提供を呼びかけています。