マーシャル諸島で台風9号(バービー)発生 今後の進路に注意

7月2日(木)9時、マーシャル諸島で発達中の熱帯低気圧が台風9号(バービー)になりました。

マリアナ諸島を通過し、その後も西北西に進む予想です。急発達しながら沖縄に接近する可能性があるため、今後の進路に注意が必要です。
▼台風9号 7月2日(木)9時

中心位置 マーシャル諸島

大きさ階級 //

強さ階級 //

移動 西 15 km/h

中心気圧 1000 hPa

最大風速 18 m/s (中心付近)

最大瞬間風速 25 m/s
しばらく日本のはるか南の海上を西進 進路次第で沖縄に影響の可能性
台風9号(バービー)は、今後はマーシャル諸島を西寄りに進み、来週にはマリアナ諸島に接近する見通しになっています。

海水温や上空の風が発達に適した領域を進むため、3日先の5日(日)には「非常に強い」勢力となっている予想です。

進路の予想を見ると、太平洋高気圧の南縁に沿って西北西に進み、マリアナ諸島を通過する見通しになっています。グアムやサイパンなどは荒天に警戒が必要です。

その後の進路はまだ不確実性が高いものの、太平洋高気圧の縁に沿って進み、沖縄に接近する可能性もあります。先島諸島などに影響が出ることも考えられるため、今後の情報に注意が必要です。
進路の誤差ははじめのうち小さく 先になるほど大きい
参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果
この図の細い線1本1本は、世界各国の気象機関が計算した数値シミュレーションの結果をあらわします。アンサンブル予報という手法による低気圧中心の計算結果で、初期値に意図的な誤差を与えることで予報の確実性などを検討する材料になります。

これらを比較すると、概ね西北西に進んで沖縄の南に向かう予測が多いことがわかります。まだかなり先の予測のため、シミュレーション結果には大きな不確実性があります。この誤差は日がたつにつれて縮小する見込みです。
本格的な台風シーズンの幕開け
平年の台風発生数
台風の発生は、6月23日(土)に発生した台風8号(ヒーゴス)以来で約10日ぶりです。今月1つめの台風発生です。

今年は1月から7月まで毎月台風が発生しました。1951年からの統計で、1月から7月まで毎月台風が発生したのは1965年、2015年と今年2026年の3回のみです。

7月の台風発生数の平年値は3.7個で、一気に発生数が増える時期であることがわかります。本格的な台風シーズンの幕開けですので、台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風9号の名前「バービー(Bavi)」はベトナムが提案した名称で、ベトナム北部の山の名前からとられています。
南シナ海の熱帯低気圧は日本に影響なし
一方、南シナ海の熱帯低気圧も、今後勢力を強めて台風に発達する可能性が高まっています。

進路の予想を見ると、南シナ海を西寄りに進んだあと次第に進路を北寄りに変え、トンキン湾を通って中国の華南へ上陸するものとみられます。日本への影響はない見込みです。