「バンダイチャンネル」運営会社にサイバー攻撃、4万6800人を勝手に退会させた疑いで高1男子逮捕

「プログラムはチャットGPTに聞いて完成させた」
アニメ配信サービス「バンダイチャンネル」の運営会社にサイバー攻撃を仕掛けて業務を妨害したとして、警視庁は6日、埼玉県所沢市の高校1年の男子生徒(15)を偽計業務妨害容疑で再逮捕したと発表した。自作のプログラムを使って、チャンネルの会員約4万6800人分のアカウントを勝手に退会させていたという。
男子生徒は容疑を認め、「プログラムは(対話型生成AIの)チャットGPTに聞いて完成させた」と供述している。同庁は、男子生徒が生成AIを補助的に使うなどしてプログラムを完成させたとみている。
発表によると、男子生徒は当時中学3年だった昨年11月4日、インターネットで同チャンネルの運営会社「バンダイナムコフィルムワークス」(東京)のサーバーに接続し、会員約4万6800人分のアカウント登録を解除して、同社にサービスを一時停止させる対応を取らせて業務を妨害した疑い。逮捕は7月4日。
男子生徒は小学4年の頃からパソコンを使い始め、独学でプログラミングを学んでいたという。同社サーバーの脆弱性を突き、会員のIDとパスワードがなくてもサイト上からログインできる方法を見つけて、自作のプログラムで退会処理ページに侵入していたとされる。
サイバー攻撃を受け、同社は昨年11月6日、公式ホームページで被害を公表。「一部情報が漏えいした可能性」があるとして、サービスを一時停止した。安全性の向上や再発防止策を講じた上で、同12月19日から再開していた。
捜査幹部によると、男子生徒の通信履歴からは、会員のメールアドレスや支払い方法、ニックネームなどを入手する別のプログラムを実行した形跡も見つかっていた。これらの情報の悪用は確認されておらず、男子生徒は「削除した」と供述しているといい、同庁が入手の目的を調べている。
男子生徒は6月13日、同社のサーバーに侵入したとして不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕され、処分保留で釈放されていた。