7月7日(火)9時現在、大型の台風9号(バービー)は非常に強い勢力になりました。今後再び一時的に猛烈な勢力となる可能性があります。
週後半には非常に強い勢力で沖縄・先島諸島に接近する可能性が高く、沖縄は大荒れの天気に警戒が必要です。
▼台風9号 7月7日(火) 9時
中心位置 マリアナ諸島
大きさ階級 大型
強さ階級 非常に強い
移動 西 25 km/h
中心気圧 935 hPa
最大風速 50 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 70 m/s
沖縄は明日から波の影響が出始める予想
台風9号は昨日6日(月)の朝に、「猛烈な」勢力でマリアナ諸島・ロタ島のすぐ北を通過し、グアム島からサイパン島にかけての広範囲に荒天をもたらしました。その後も西進を続けていて、今朝は「非常に強い」勢力に一つ階級を落としています。
台風は明日8日(水)にかけて再び発達し、一時的に「猛烈」な勢力となる可能性があります。最大瞬間風速は75m/sに達する予想で、周辺の海上ではうねりや高波に警戒が必要です。
その後は進路を徐々に北寄りに変え、10日(金)~11日(土)に「非常に強い」勢力で沖縄県の先島諸島方面に進む見通しです。今回の台風9号は予報円の大きさが小さいことが特徴ですが、これは台風の強さや大きさを表しているのではなく、予報の信頼度が高いことを示しています。具体的には、5段階のうち最も確実性が高い「A」ランクに相当します。
このことから、沖縄の先島諸島には台風接近の可能性がかなり高まっていると考えられます。
沖縄では明日から段々と波の影響が出始める予想です。台風が最接近する一日以上前から、沖縄本島や宮古島付近は4m以上のしけが見込まれています。台風が近づくにつれてうねりも加わり危険になるため、船舶の避難や固定などは今日中に済ませた方が良さそうです。
10日(金)~11日(土)は沖縄の広範囲で大荒れの天気に
台風の接近に伴い、風も段々と強くなります。10日(金)朝の時点で、台風の進路に近い先島諸島では平均風速が20m/sを超える予想です。最接近となる11日(金)の朝にかけてはさらに強まり、平均で30m/s、瞬間的には50m/sを超える暴風が吹き荒れるおそれがあります。
また、非常に強い勢力を保って接近してくることから、影響は先島諸島だけに留まらず、沖縄本島や鹿児島県の奄美地方など広範囲に及ぶ見通しです。
先島諸島では大雨による災害の危険性も高くなる予想です。早めの台風対策を心がけ、10日(金)~11日(土)は安全な場所でお過ごしください。
台風の暴風域に入る確率
5日先までに台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)
鹿児島県
奄美地方 1 %
沖縄本島地方
本島北部・中南部(慶良間・粟国諸島除く) 12 %
慶良間・粟国諸島 17 %
久米島 27 %
宮古島地方 96 %
八重山地方
石垣島地方 99 %
与那国島地方 98 %
本格的な台風シーズンの幕開け
平年の台風発生数
7月の台風発生数の平年値は3.7個で、一気に発生数が増える時期であることがわかります。本格的な台風シーズンの幕開けですので、台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。
なお今年は1月から7月まで毎月台風が発生しています。1951年からの統計で、1月から7月まで毎月台風が発生したのは1965年、2015年と今年2026年の3回のみです。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風9号の名前「バービー(Bavi)」はベトナムが提案した名称で、ベトナム北部の山の名前からとられています。