1億5000万円余りを脱税したとして、法人税法違反などに問われた「宮崎麗果」名でインフルエンサーとして活動している実業家・黒木麗香被告に対し、東京地裁は15日、懲役2年6か月、執行猶予4年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。
起訴状などでは、被告は2021年1月期と、23、24年1月期の計3年間に所得約4億9600万円を隠し、法人税約1億2600万円を脱税。22年2月~24年1月に消費税約3100万円を免れたなどとしている。
黒髪のショートカット、眼鏡に黒スーツ、グレーのマスクを装着したほとんど素顔が見えない状態で入廷。佐々木公裁判官は脱税額などについて「いずれも高額である」と指摘。手口については単純であるとしたが「計画性が認められる」とし、「身勝手な行動から行為責任は重い」と述べた。
その上で、事実を認め謝罪している点や代表者としての責任を果たそうとしている点、前科がないことを考慮し「自力更生を計るのが適切である」と判決に至った理由を説明した。
また、黒木被告が社長を務める広告代理業「Solarie(ソラリエ)」(東京都渋谷区)には罰金刑4000万円が言い渡された。
退廷時には、裁判官や検察に対し、深々とお辞儀するなど、反省している様子を見せた。