こんな人をどうやって信用しろというのか。今国会も残りわずか。高市首相が「近日中に」と自ら願い出た約束を果たすそぶりすら見せない。
「近日中に奈良の秘書の陳述書を予算委の理事会に提出します。それをもって答弁に代えさせてください」
高市首相が唐突にそう切り出したのは、先月22日の衆院予算委員会でのこと。
地元・奈良の公設秘書が関わったとされる暗号資産サナエトークンや中傷動画拡散の疑惑を巡る野党議員の追及に対し、高市首相は「(対応に追われて)総理としての業務時間も残念ながら確保できなくなってきている」と逆ギレ。秘書の陳述書提出を申し出て「心からお願いします」と泣きを入れたのである。
事前通告のあった質問に対する事実上の答弁拒否に、野党は猛反発。「国会でやりとりする意味がなくなってしまう」(立憲民主党の斎藤国対委員長)として、国会空転の一因となった。
あの約束から3週間余り。途中、今月6日の参院決算委員会で「あらかじめ陳述書を提出し、全体像を読んでいただくことで理解が深まると考えた。国会での質問に対応しないという趣旨ではない」と言い訳を挟みつつも、いまだ「近日中に」と約束したはずの陳述書提出に至っていないのだ。
「官邸内では、提出の見送りもささやかれています。17日には衆・参両院の予算委での集中審議が確実視され、その前に陳述書を出せば“火に油”。疑惑に火をつけた週刊文春の続報も止まり、追及も下火となっている中、寝た子を起こす必要はないとの判断でしょう」(官邸事情通)
未提出のまま、国会が閉じれば「近日中に」との約束は虚偽答弁となりかねない。それでも疑惑逃れのためならスケバン総理は「虚偽上等!」なのだろう。
15日の党首討論では「疑惑という言葉を使われるのは大変心外」とふてくされていたが、その神経のずぶとさに声も出ない。
■「#うそつきかるた」拡散中
この調子だから、SNSでは「嘘つき」キャラが定着。過去の著書から最近の答弁に至るまで、高市首相の「嘘」と思える発言を五十音順に並べた「うそつきかるた」が話題だ。
「あ=アメリカ連邦議会立法調査官」「き=金曜から寝てない」「ふ=福島原発事故で死者なし」といった調子で、約4分にまとめた動画も作られ、「#うそつきかるた」のハッシュタグが拡散中である。
「あ」から「ん」まで全46枚もの札ができてしまうこと自体、高市首相の「嘘」の多さに改めて驚く。すさまじい量産ペースで、とても五十音に収まらないことには絶望的な気持ちになる。
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