富士山で17日、遭難が相次ぎ、奈良県生駒市の男性(65)が死亡した。今月1日の開山後、初めての死者となった。また、動けなくなっていた福島県いわき市の女性(99)が救助された。
静岡県警富士宮署によると、午前6時25分ごろ、富士宮登山道8合目から9合目の間で、生駒市の男性と十数人のツアーで一緒に登っていた関係者から「男性が転倒し、頭から出血している」と110番があった。9合目に常駐している県警山岳遭難救助隊員が駆けつけたが、男性は意識がなかった。隊員が7合目まで男性を背負って下ろし、医師によって死亡が確認された。
また午前7時5分ごろ、富士宮登山道元祖7合目付近で、いわき市の女性の同行者から「女性が転んでけがをして動けなくなっている」と110番があった。
県警山岳遭難救助隊員が駆けつけ、女性を背負って5合目まで下ろし、富士宮市内の病院に搬送された。意識はあり、受け答えできる状態だった。女性は日程に余裕を持って入山したが15日に転倒し、腰と尻を強打していた。山小屋で休むなどしたが回復しなかったという。【松本信太郎】