「彼は地元の後輩と結婚しました。長く付き合ってゴールインしたと聞いたので、不倫していたなんて、まったく信じられません」
奈良市にある名張川近くで女性2人の遺体が遺棄された事件。今北享宏容疑者(37)が死体遺棄容疑で逮捕されたニュースを聞いて、そう語るのは中学校の同級生Aさんだ。
社会部記者が語る。
「今年2月上旬、奈良市の名張川左岸の草むらに女性の遺体を遺棄した容疑で逮捕されました。現場では、池田園美さん(44)と娘の莉園さん(20)と見られる遺体が発見されています。今北容疑者には妻と3人の子供がいて、園美さんとは不倫関係にあったと見られます」
怒ったところは見たことがない
現在、奈良市に住む今北容疑者は、自宅から車で40分ほど離れた奈良県山添村の出身。地元の公立小中学校を卒業した。
前出のAさんが語る。
「中学には、山添村にあった5つの小学校から児童が集まって、1学年は36人で1クラス。今北くんは本当に、普通の中学生でした。うるさいわけでもなく、かといって喋らないわけでもない。怒ったり、興奮したりする姿は一度も見たことがありません。温厚でとても優しかった」
同級生の母親であるBさんが今北容疑者の家庭環境について明かす。
「今北君は怖い感じはなくて、どちらかといえば明るい感じのいい子だった印象です。お父さんやお爺さんもとてもいい人。山添村の名産は大和茶ですが、今北君の実家も自分のところの茶畑でお茶を作っていました」
中学校の卒業アルバムに綴ったメッセージ
中学校の卒業アルバムには、あどけない笑顔を見せる少年時代の今北容疑者の写真が掲載されている。
生徒一人ひとりがメッセージを綴った欄には、将来への期待を込めたのだろうか、〈いつも前へ いつも前に〉と書き残している。
福祉関連会社の「主任」として勤務していた
現在は三重県伊賀市内にあるココカラファイングループの福祉関連会社で働く今北容疑者。主任の肩書を持ち、福祉用具専門相談員や福祉住環境コーディネーター2級の資格なども取得していた。
同社の現役社員が語る。
「今北は営業で、入社したのは6、7年前くらいのこと。誰とでもコミュニケーションが取れて、社交性があった。仕事でカッとなるタイプではありませんでした。
逮捕を聞いた時には衝撃を受けましたが、先週から会社に警察が来ていて、『今北に用があるらしい』みたいなことを言われていたので、何かしら悪いことをしたのかなって。死体遺棄とは全く想像しませんでしたが……」
前出のAさんは、不倫について「信じられない」と語ったが、SNS上からはその“兆候”が窺える。
「今北はSNSで<既婚者限定友達作り in関西>というコミュニティに参加しており、結婚後も“出会い”を求めていたようです。ほかのSNSでも見ず知らずの女性にメッセージを送っていました」(今北容疑者の知人)
警察の捜査に対して、遺体を「車で運んだ」という趣旨の供述をしている今北容疑者。一刻も早い全容解明が待たれる。
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(「週刊文春」編集部/週刊文春)