内閣支持率が急落、5割を切る調査結果も…政権への逆風が吹き始めた転換点か

高市内閣の支持率が急落し、複数の調査で発足後最低を記録している。まず、毎日新聞は6月に実施した全国世論調査で51%となっており、すでに他社調査よりも低い数値になっていた。毎回高めの数値が出ていたのはFNN世論調査だが、それでも11~12日に実施した調査では、6月調査から3.7ポイント下がって61.6%だった。下落傾向は間違いない。時事通信が16日に発表した7月の世論調査結果では49.0%で、ついに5割を切った。60歳代でもっとも支持率が減少したという。時事では、与党が終盤国会で「副首都」創設法案などの審議を強行するなど国会運営の荒っぽさが支持率低下の一因と分析している。選挙ドットコムとJX通信社の共同調査はハイブリッド調査(電話調査とインターネット調査を同じ設問で同時に行う方式)が特徴で、調査結果に違いが出るのは興味深い。11~12日に行った調査では、電話での支持率50.4%(不支持34.9%)、ネットでの支持率35.2%(不支持38.5%)だった。電話調査とネット調査ともに支持率が下がり、不支持率が上がる傾向となった。JX通信社代表の米重克洋氏が注目するのは、支持層の“地殻変動”だ。内閣を「強く支持する」と答えた岩盤支持層の割合は、発足直後の約40%から下落を続け、7月は23%と、ついに4分の1を割り込んだ。以前の調査でも、支持理由が「政策への期待」から「他の人よりまし(消極的支持)」へとシフトしていたが、その傾向がさらに強まっている。米重氏は「無党派層や野党支持層などで高市内閣に期待をしていたような人たちが少しずつ離反し続けている」と解説する。時事が熟年層での支持率減少に言及していたのに対し、米重氏は若年層の離反を挙げているが、この辺りの違いは調査対象の違いによるものだろう。国会前デモや、渋谷交差点デモとの相関性選挙ドットコムでは「YouTubeポジネガ分析」を行っており、これを見ると、ネットの政治トレンドが鮮明にわかる。これは、YouTube上で各政党や政治家に関連する動画の再生数や内容を独自に調査し、世論の関心度や動画に対する反応(ポジティブ・ネガティブ)を数値化・可視化する取り組みだ。この最新データによれば、「高市早苗」のキーワードで、ネガティブがポジティブを上回った。この半年間では初めてのことだ。「自民党」はネガの割合が圧倒的に高く、ポジの約6倍になっている。日本保守党や参政党はいつもポジの割合が圧倒的に高い。誤解を恐れずに言えば“信者”みたいな支持者が熱心に見ているからだ。
高市内閣の支持率が急落し、複数の調査で発足後最低を記録している。まず、毎日新聞は6月に実施した全国世論調査で51%となっており、すでに他社調査よりも低い数値になっていた。
毎回高めの数値が出ていたのはFNN世論調査だが、それでも11~12日に実施した調査では、6月調査から3.7ポイント下がって61.6%だった。下落傾向は間違いない。
時事通信が16日に発表した7月の世論調査結果では49.0%で、ついに5割を切った。60歳代でもっとも支持率が減少したという。時事では、与党が終盤国会で「副首都」創設法案などの審議を強行するなど国会運営の荒っぽさが支持率低下の一因と分析している。
選挙ドットコムとJX通信社の共同調査はハイブリッド調査(電話調査とインターネット調査を同じ設問で同時に行う方式)が特徴で、調査結果に違いが出るのは興味深い。11~12日に行った調査では、電話での支持率50.4%(不支持34.9%)、ネットでの支持率35.2%(不支持38.5%)だった。
電話調査とネット調査ともに支持率が下がり、不支持率が上がる傾向となった。
JX通信社代表の米重克洋氏が注目するのは、支持層の“地殻変動”だ。内閣を「強く支持する」と答えた岩盤支持層の割合は、発足直後の約40%から下落を続け、7月は23%と、ついに4分の1を割り込んだ。以前の調査でも、支持理由が「政策への期待」から「他の人よりまし(消極的支持)」へとシフトしていたが、その傾向がさらに強まっている。
米重氏は「無党派層や野党支持層などで高市内閣に期待をしていたような人たちが少しずつ離反し続けている」と解説する。時事が熟年層での支持率減少に言及していたのに対し、米重氏は若年層の離反を挙げているが、この辺りの違いは調査対象の違いによるものだろう。
選挙ドットコムでは「YouTubeポジネガ分析」を行っており、これを見ると、ネットの政治トレンドが鮮明にわかる。これは、YouTube上で各政党や政治家に関連する動画の再生数や内容を独自に調査し、世論の関心度や動画に対する反応(ポジティブ・ネガティブ)を数値化・可視化する取り組みだ。
この最新データによれば、「高市早苗」のキーワードで、ネガティブがポジティブを上回った。この半年間では初めてのことだ。「自民党」はネガの割合が圧倒的に高く、ポジの約6倍になっている。日本保守党や参政党はいつもポジの割合が圧倒的に高い。誤解を恐れずに言えば“信者”みたいな支持者が熱心に見ているからだ。