「 週刊文春 」が報じた皇室典範改正をめぐる麻生太郎副総裁(85)の国会審議への影響力についての記事。麻生氏の実妹が「兄は議論に入らないでいい」と語ったことなども合わせて報じた記事について、Yahoo!ニュースのコメント欄(ヤフコメ)には、麻生氏の関与への批判や「立法府の総意」という表現に対する不信感を示す声が多数寄せられた。
ヤフコメの声
ヤフコメで多く見られたのは、麻生氏の最側近である森英介衆院議長が取りまとめた「立法府の総意」という説明への不信感である。
あるユーザーは「立法府の総意などと説明されていますが、国民の多くが愛子天皇を望んでいる現実を無視して物事を進めるのは、国民主権の観点からも納得がいきません」と投稿した。
また、「立法府の総意」という概念そのものについて「特に与党議員やその周辺が『立法府の総意』を多用するのは、『国民の意見なんか聞きませんよ』という意味に等しいように思われる」との指摘もあった。
麻生氏の関与への批判
麻生氏が85歳という高齢でありながら皇室制度の根幹に影響を及ぼしていることへの批判も見られた。
例えば「高齢の何十年も自民党の派閥の長者の私利私欲がまかり通る日本など、先進国でなくなってしまう」と厳しい見方を示したコメントも。
さらに、「身内からも疑問視されるようなやり方は到底支持できるものではありません。十分な話し合いや合意がないまま進められてしまうのは残念ですし、やはり年齢的な限界も考えて、次世代へと道を開く世代交代が必要ではないでしょうか」と麻生氏の妹の発言を踏まえて、世代交代を求める声もあった。
養子案と皇室の信頼をめぐる懸念
旧宮家からの養子案についても、さまざまな意見が寄せられている。
あるユーザーは「養子を入れるのは今回は例外って言うのが通るんだったら何でもありになる。政治的混乱の原因になるから禁止なのに、現に混乱してるじゃないの」と指摘。
皇室と国民の信頼関係の観点からは「政治的野心が絡む可能性がある養子が、天皇の地位に影響を与えることを許すべきではありません」「天皇の地位は憲法で規定されている国民の総意が、伝統よりも何よりも優先されるべきだと考えます」との意見も見られた。
また、高市首相の責任を問う声として「麻生太郎氏が裏で高市総理を操っていたとしても、高市総理の時代に、女性天皇はあり得ないという判断だったと、後世まで語り継がれます」「女性首相の高市さんが女性天皇を認めないとの思惑は禍根を残すと考えます」といったコメントもあった。
改正皇室典範の成立後もなお、国民の間で根強い疑問と不満が広がっている実態が、ヤフコメの反応から浮き彫りとなっている。
現在配信中の「 週刊文春 電子版 」および7月23日(木)発売の「週刊文春」では、麻生氏の実妹との詳しいやり取りを掲載しているほか、麻生氏が国民民主党や日本維新の会などと重ねてきた“裏工作”の中身、地方の政治団体を利用した不透明な“カネ集め”の実態などについても取り上げている。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2026年7月30日号)