横浜市の山中竹春市長のパワハラ7項目認定 第三者委が報告書

横浜市の山中竹春市長が市幹部職員らへの暴言や中傷を繰り返したとされる問題で、第三者調査委員会が30日、市に調査報告書を提出した。第三者委は山中市長による7項目のパワーハラスメントを認定し「圧倒的に優越的な地位にある市長が、多岐にわたる不適切な言動を日常的・継続的に行っていたことは極めて深刻」と指摘した。
調査報告書によると、山中市長は2023年6月16日、市長室で前人事部長の久保田淳氏(現・こども青少年局企画部長)が業務報告をする際に怒鳴って机の上にある書類を投げつけた。同26日には国際会議の招致を巡り「できなければ切腹だ」と発言し、「裏切ったらこれだからな」と言い、指で銃を撃つ仕草をした。
また、幹部職員らについて「ポンコツ」「人間のくず」「ダチョウ」「おばさん」などと評し、複数の職員に対して日常的に机をたたいてにらみつけたり、意図的に無視したりしていた。そのほか、「粛清」という言葉を使うなど、「人事権を背景に職員を支配していた」とも認定した。
山中市長の言動を巡っては、久保田氏が今年1月に報道機関に内部告発。告発を受け、山中市長は「行き過ぎた表現があった」と一部の暴言を認め、謝罪していた。
市議会は第三者委による調査を求める決議を全会一致で可決。弁護士3人でつくる第三者委は3月からパワーハラスメントの有無などを調査。山中市長と久保田氏へのヒアリングのほか、幹部職員や退職者ら約750人に対しアンケートなどを実施した。
山中市長は横浜市立大教授などを経て21年の市長選で初当選し、現在2期目。【神内亜実】