最大震度7の地震を観測した熊本県は、深刻なガソリンの供給不足に陥った。ガソリンスタンド(GS)では長蛇の列ができ、改善に向けて国は、石油元売り各社に応援配送を要請。隣県拠点からの融通などにより、1日までに通常時の最大4倍の供給力を確保できる見通しとなった。猛暑の中、車中泊を続ける被災者からは安堵の声も聞かれるが、営業再開に至っていないGSもある。
被災地では、車中泊でのエアコン使用を理由にガソリン需要が急増。営業中のGSに被災者が殺到した。
7月28日の地震発生後、石油製品を貯蔵する八代油槽所(八代市)周辺の道路が液状化し、ENEOS(エネオス)ホールディングスは出荷を一時停止。その後再開した。
木原稔官房長官は29日の記者会見で、石油元売り各社が福岡県や大分県から、停電地域に対して重点的に出荷を進めていると明らかにした。
資源エネルギー庁によると、震度7の宇城市と氷川町、震度6強の八代市にあるGS計76カ所のうち、31日昼頃には少なくとも計21カ所のGSが営業を停止した。