熊本で最大震度7を観測する地震の発生から1週間。被災した家屋の多くが未だ手つかずのまま残されています。
熊本県内では8月3日時点で、災害関連死の疑いがある人などを含めて38人が死亡。住宅への被害は1万2276棟に上り、8222人が避難を余儀なくされています。
一方、被災者の生活を支えようと、支援の輪も広がり始めています。
熊本・宇城市でボランティア活動開始 朝から約50人集まる
震度7を観測した宇城市では、2日にボランティアの受け付けが始まっていて、4日も朝からボランティアが集まっていました。
(熊本市内から参加)「近くなので他人とは思えないですし、なにかできることがあれば」
(熊本市内から参加の高校生)
「いま元気な人が元気じゃない人を助けるべきだなと思って」
「体力があると思うのでそれをいかしてボランティアできたらなと」
4日に集まったのは、熊本県を中心に、兵庫県や広島県などから50人程度。混乱を避けるため現在は事前に登録を済ませた人だけを受け付けています。
中には、こんな思いを持つ人も…。
「自分も昔被災したので人のために動きたい」災害ボランティア初参加の高校生
(高校2年生 倉田真歩さん)「益城町から来ました。自分たちも昔被災していたので、人のために動ければいいなと思って来ました」
10年前に熊本を襲った地震のとき益城町で被災した、高校2年生と中学2年生の倉田さん姉妹。今回、初めて災害ボランティアに参加しました。
4日に行われたのは市から要請を受けた場所での活動で、倉田さんたちのチームは支援物資の仕分けなどを担当することに。
全国各地の自治体や企業などから届いた水やおむつ、肌着などが文字通り山積みにされています。
(高校2年生 倉田真歩さん)「荷物がすごく大きいので、それを運ぶのが大変だし、それを開けて仕分けするという作業もずっと同じことをするので」
「人が何人いても困らないくらい」市の担当者が語る現状
こうした支援物資を宇城市内の避難所へ運ぶため仕分けをしていくのですが、市の担当者だけでは人手が足りていなかったといいます。
(宇城市・企画振興部企画課 溝上敬浩さん)「(地震後)最初の2日3日は市の職員だけでしていました。(Q人手は?)全然足りなかったです。1000ケースくらいの水が来たんです。それを10人いないくらいでここから奥に運んだので、腕がパンパンになるような感じで。人が何人いても困らないくらい。マンパワーなのでありがたいですね」
ボランティアに参加して改めて気付く“支援のありがたさ”
10年前、小学1年生で被災した真歩さん。今回ボランティアに参加したことで、支援のありがたさに改めて気が付きました。
(高校2年生 倉田真歩さん)「すごく忙しくて、地震や災害の裏ではこんなにも頑張っている人がいるんだなと。自分が被災したときも、たくさんの人が支えてくれたことで自分がいまここに立てているのかなと思いました」
8月2日にボランティアの派遣を始めた宇城市では、3日間ですでに300件ほどボランティアに来て欲しいという依頼があるといいます。
(宇城市・社会福祉協議会 宮川典子さん)「いち早く被災された方へという思いで、すぐに立ち上がり動き始めた。ボランティアが多く来てもらえればそれなりに対応ができるので、皆さんのお越しをお待ちしているところです」
(2026年8月4日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)