<独自>山口組・池田組の「特定抗争指定暴力団」指定解除へ 兵庫県公安委

国内最大の指定暴力団山口組(神戸市)と指定暴力団池田組(岡山市)について、兵庫県の公安委員会が特定抗争指定暴力団の指定を見送る方針を固めたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。兵庫以外の複数の公安委も、両者間の特定抗争指定を見送る方針で、各公安委が会合で判断する。
特定抗争指定暴力団は、対立抗争を繰り返す指定暴力団に対し暴力団対策法に基づき各都道府県の公安委が指定する。組や組員の活動を厳しく制限する内容で、公安委が定めた警戒区域内で組員が5人以上集まることや、事務所への立ち入りなどが禁止され、違反すれば罰則対象となる。
捜査関係者によると、近年両者の間で目立った抗争事件が発生していないことなどを踏まえ、延長しない方針を固めたとみられる。
山口組は令和2年1月に分裂した神戸山口組(兵庫県稲美町)との間で初めて特定抗争指定暴力団に指定され、4年12月に池田組、6年6月に絆会(大阪府寝屋川市)との間でも指定され、それぞれ延長されていた。
分裂抗争を巡っては、山口組幹部らが昨年4月、兵庫県警本部に対立組織との抗争終結の意向を示す「宣誓書」を提出。その後大幅な人事異動を行うなど抗争に区切りを付けるような動きをみせた。一方、対立組織側に目立った反応はなく、先行きは不透明だった。