国民民主代表選は「玉木一強」、狙うは圧勝での“雑音封じ”だが…世間無関心で党勢ダダ滑り確実

恐らく知っている人は少数だろう。国民民主党の代表選(9月6日開票)が、22日告示。期間中は衆院比例代表の全11ブロックを遊説して回り、全国的な支持拡大を狙う。
■“スネ傷”無名候補と一騎打ち
と言っても構図を見る限り、まったく盛り上がりそうにない。現職の玉木代表(57)と、当選2回の橋本幹彦衆院議員(30)の一騎打ち。橋本氏は無名どころか、悪目立ちした過去もある。昨年2月の衆院予算委員会で、防衛省の「制服組」(現役自衛官)の国会出席を繰り返し要求。「文民統制」の慣行を無視しているとして、党から厳重注意をくらったのだ。
代表選はやる前から玉木再選が既定路線。国会議員の推薦人を数えても、橋本氏は若手中心の8人にとどまり、玉木代表はベテラン含む20人を集めた。
「やはり、玉木さんほどの知名度や発信力のある人は党内にいない。それが百も承知だから、ポスト玉木の一人と目される伊藤孝恵参院議員や、ベテラン勢は出馬しなかったのだろう。橋本さんには、代表選を成立させるために立候補してもらった感が拭えません」(若手議員)
■党内からは不満の声
それでも党内には「玉木1強体制」への危機感が広がっている。玉木代表は2年前にグラドルとの不倫を報じられ、イメージダウン。また、同年の衆院補選で公認予定者として記者会見までした女性が選挙直前に公認を取り消され、その後自死してしまう騒動があった。昨夏の参院選でも、予定していた山尾志桜里元衆院議員の公認を一転して取り消し、混乱をもたらした。
「公認予定者の自死には、党内でも多くの人がショックを受けていました。彼女を担ぐだけ担いでハシゴを外した玉木さんは、無責任。不倫報道も含め『なにかとトラブルメーカーだ』と、党内から不満の声が漏れ聞こえてきます」(国民民主関係者)
だからこそ玉木代表は「雑音を振り払うため、圧勝の結果にこだわっている」(前出の国民民主関係者)という。
直近の国民民主は、停滞ムードが漂う。取り沙汰される与党への連立入りは、副首都法案や消費税減税をめぐる高市政権との対立が鮮明化し、しばらく実現は難しい。躍進の金看板だった「手取りを増やす」の「年収の壁」見直しが実質達成されて以降、「それに代わる目玉政策を打ち出せていない」(中堅議員)。
代表選を起爆剤とするはずが、世間は無関心。ダダ滑りは確実だ。
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2024年4月に実施された衆院東京15区補選で、国民民主に公認を取り消され、6カ月後に自殺した女性をめぐり、国民民主党の玉木雄一郎代表が週刊文春に噛みついている。関連記事【もっと読む】『国民民主に公認取り消された娘が自死、母親も追うように…党内を震撼させた玉木代表の「長文釈明」』で詳しく報じている。