相模原市中央区の農道から22日に搬送され死亡した清水刹那さん(17)は、快活な人柄で周囲に愛された高校生だった。何らかの事件に巻き込まれたとみられるが、最近も清水さんと会ったという友人は、「どうしちゃったの」と、悲しみに耐えていた。
友だち思い…「もっと遊んでおけば」
「呆然(ぼうぜん)としている」。中学時代からの友人だという高校2年の男子生徒(17)は目を伏せた。清水さんは、男子生徒が通っていた中学校に2年生のころ、転校してきた。陸上部に所属し、「友だち思いで、明るくて冗談をよく言うやつだった」。周囲からは「セツナ」と呼ばれ、愛されるムードメーカーだった。
高校進学後は、レストランや建築現場でアルバイトをしながら、中型バイクの運転免許を取るため、教習所に通っていたという。男子生徒が清水さんと最後に会ったのは7月31日。ほかにも友人を交え、「たわいもない話」をして、盛り上がった。「急すぎて、どうしちゃったのという感じ。もっと遊んでおけばよかった」。突然の事件に、男子生徒は悲しみと悔しさを押し殺してつぶやいた。
農道、夜中は人も車も通らぬ場所
清水さんは同市内在住。自宅近くの60代の男性は「よく家の前で友人たちと遊んでいた。普通の高校生だった」と振り返る。また、倒れていた農道の近くで働く40代の男性は「夜中は人通りも車通りも全然なく、あるのは街灯だけだ」と話した。(高橋彩香、山沢義徳)