去年10月、東大阪市の自宅で、元交際相手の女性を包丁で複数回刺して殺害した罪に問われた男の裁判が始まり、男は起訴内容を認めました。 起訴状などによりますと、東大阪市に住む飲食店経営の永久寛史被告(52)は去年10月、店舗を兼ねた自宅の3階で、元交際相手の佐藤ありささん(当時33)の腹部や背部などを包丁2本で複数回刺し、失血死させた殺人の罪に問われています。 24日に大阪地裁であった裁判員裁判の初公判で、永久被告は起訴内容を認め、「取り返しのつかないことをしてしまい申し訳ございません」と述べました。 永久被告が事件の約2時間後に自首したことなどから、裁判は量刑が争点になっています。 冒頭陳述で検察側は、佐藤さんが去年9月まで永久被告と交際していた4年余りの間に、警察に対して「(被告に)脅された、暴力を振るわれた」などと4回にわたって相談があったと指摘しました。 また司法解剖の結果、佐藤さんには60カ所以上の傷があり、一部はろっ骨を折り内臓を貫通していたということです。 一方、弁護側は自首が成立していて「自宅で口論になり、佐藤さんが先に永久被告に包丁を向けた」などと主張し、事件の計画性を否定しました。 裁判は午後に被告人質問があり、初公判を含めて3日間の審理を経て、9月4日に判決が言い渡される予定です。