神戸市兵庫区福原町の風俗店一室で6月、女性従業員(33)と男性客が血を流した状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された事件で、兵庫県警兵庫署は1日、女性従業員を殺害したとして、殺人の疑いで大阪市生野区の自営業、壺坂諒容疑者(33)を容疑者死亡のまま書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。壺坂容疑者が女性の首や胸を刃物で複数回刺して殺害した後、自ら胸を刺したとみられる。
書類送検容疑は6月28日午後5時10分~9時40分ごろ、同店の一室で、女性従業員の首や胸を刃物で突き刺すなどして殺害したとしている。女性に募らせた恋愛感情が満たされなかったことが動機とみている。
捜査関係者によると、壺坂容疑者は犯行当日、来店前に神戸市内で包丁を購入。利用客として同店を訪れた。その後、2人が利用時間を過ぎても部屋から出てこなかったため、別の従業員が室内を確認したところ、血を流して倒れている2人を発見した。容疑者は左胸に刃物が刺さったままの状態だった。司法解剖の結果、いずれも死因は失血死だった。
壺坂容疑者は3年ほど前から同店を複数回利用し、2年ほど前からは殺害された女性従業員を指名していたとみられる。容疑者と女性従業員との間でトラブルは確認されていないという。