玄関に迫った泥水「次は無事では済まないかも」…未明から早朝にかけ青森で大雨、87棟が浸水被害

青森県は2日夜から3日にかけて大雨に見舞われた。青森市と五所川原市では3日未明から早朝にかけ、計849世帯の1512人を対象に、危険度が最も高い警戒レベル5の「緊急安全確保」が出された。むつ市で男性1人がけがを負った。県内では1日夜以降の雨で、87棟(3日午後3時時点)が床上・床下浸水した。
五所川原市では飯詰川の1か所で堤防が決壊、別の場所で水があふれ、付近の集落に泥水が流れ込んだ。
同市の女性(74)方近くの田んぼでは稲穂が見えなくなるまで水位が上昇した。水は一時、自宅玄関まで迫った。家電製品をごみ袋に入れて浸水に備えており、「夜中の大雨は怖い。次降ったら無事では済まないかも」と不安そうに話した。
秋田県内でも大雨が降り、秋田市では「レベル4大雨危険警報」と「レベル4土砂災害危険警報」が出された。市中心部ではアンダーパス3か所で冠水が発生した。市消防本部によると、車2台が冠水したアンダーパス内で動けなくなり、女性1人を救助した。けがはなかった。
市内で薬局を営む男性(62)は、薬局の床が一時浸水し、「薬を扱っているので除菌しないと営業できない」と肩を落とした。