国内最大の指定暴力団山口組(神戸市)と指定暴力団絆会(大阪府寝屋川市)について、兵庫県など複数の公安委員会が特定抗争指定暴力団の指定を見送る方針を固めたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。山口組の特定抗争指定暴力団の指定は、令和2年1月に初めて指定された神戸山口組(兵庫県稲美町)との間のみとなる見込みで、今後、各公安委が判断する。
特定抗争指定暴力団の指定を巡っては、山口組は神戸山口組との間での指定後、4年12月に池田組(岡山市)、6年6月に絆会との間でも指定された。このうち池田組とは、今年8月に各府県の公安委が指定延長を見送ることを決定した。
捜査関係者によると、近年山口組と絆会との間で抗争事件が起きていないことや、両団体の勢力差などを踏まえ、指定解除の方針を固めたとみられる。
特定抗争指定暴力団は暴力団対策法に基づき、各都道府県の公安委が対立抗争を続ける指定暴力団を指定。事務所への立ち入り禁止など、組の活動を厳しく制限する。