自民・武田良太元総務相のグループ、初の本格的な勉強会…内閣改造・党役員人事を視野に結束を誇示

武田良太・元総務相が会長を務める自民党内のグループ「総合安全保障研究会」が2日、国会内で勉強会を開いた。武田氏は旧二階派の継承を掲げ、近く行われる内閣改造・党役員人事を視野に、グループの結束を誇示している。
勉強会には平沢勝栄・元復興相や細野豪志・元環境相ら旧二階派に所属した議員を中心に約20人が参加した。4月のグループ発足以来、国会会期中は昼食会を毎週開いて情報交換してきたが、本格的な勉強会は初めてだ。武田氏は勉強会で「自民が結束して高市内閣を支え、国民との約束を果たす」と強調。専門家も交えて熊本地震の対応や安全保障3文書の改定などで意見を交わした。
武田氏は旧二階派勢力の再結集を目指している。まとまった人数が集まって結束を強めれば、党内で無視できない存在となり、所属議員の要職起用につながる可能性が高まる。グループ内からは内閣改造・党役員人事で、武田氏やベテラン議員らの起用を求める声が出始めている。
ただ、同派出身で過去2回の自民総裁選に出馬した小林政調会長はグループと距離を取っており、再結集は一筋縄ではいかない状況だ。小林氏は2日、「党一丸となって政策課題に取り組む」と述べ、特定のグループとの連携に否定的な考えを示した。
武田氏のグループは、総裁選で小林氏の陣営に入った議員も複数抱える。グループ内では「武田、小林両氏が連携すれば党内での存在感が高まるが、実現できるとは思えない」(若手)との見方が広がっている。