秋雨前線の北上に伴い、活発な雨雲は伊豆諸島から関東平野に広がってきました。これから7日(月)早朝が雨のピークになる見通しで、「令和8年8月千葉豪雨」に匹敵する災害級の大雨となるリスクもあるため、厳重な警戒が必要です。
関東各地で雨の勢いが増す
台風24号がもたらす暖かく湿った空気と上空の気圧の谷の影響で本州南岸の秋雨前線の活動が活発になっています。前線の北上に伴って伊豆諸島を中心に広がっていた発達した雨雲が関東平野に広がってきました。
22時00分までの1時間には東京都大島で51.0mmの非常に激しい雨、静岡県伊豆市・天城山で28.0mm、千葉県館山市で21.5mm、横浜市で20.5mmの強い雨を観測しています。
22時20分の時点で伊豆諸島と神奈川県にレベル4の土砂災害危険警報、東京都、神奈川県、千葉県、静岡県にレベル3大雨警報や土砂災害警報が発表中です。
大量の水蒸気供給で雨雲の発達した状態が続く
台風24号を含む大きな低気圧性の循環(モンスーンジャイア)と、高気圧の縁辺流により大量の水蒸気が秋雨前線に送り込まれることで、雨雲は長時間にわたって発達した状態を維持する見通しです。
関東は7日(月)未明からさらに雨が激しく降り、通勤時間帯にかけて雨のピークを迎えるとみています。JR東日本など一部の鉄道機関は遅延や運休を発表しており、通勤や通学にも大きな影響が出る可能性があります。
日中は秋雨前線が北上することで、激しい雨のエリアが東北太平洋側に移り、関東と同様に大雨となる見込みです。
大雨のタイミングやエリアには不確実性があるものの、多い所では7日(月)24時までの24時間雨量が200mmを超える可能性があるとみています。
気象庁は「東北地方、関東甲信地方、東海地方では、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある」との気象情報を発表しています。
線状降水帯が形成された場合には非常に激しい雨が数時間継続し、想定以上の大雨となるおそれもあり、その場合は8月13日に発生した「令和8年8月千葉豪雨」のような災害になってもおかしくありません。
道路の急激な冠水や低地での浸水、都市河川の氾濫、土砂災害の発生に厳重な警戒が必要です。アンダーパスでの車の運転は浸水のリスクが高まるので極力迂回をするようにしてください。荒天の間は外出を極力控え、屋内で安全を確保するようにしてください。
自治体からの避難情報にも留意し、必要に応じて速やかに避難できるように準備しておくと安心です。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)