高市首相(自民党総裁)は近く行う内閣改造で、日本維新の会の中司(なかつか)宏幹事長(70)を入閣させる意向を固めた。内閣府特命担当相とする方向で、具体的な担当は今後調整する。昨年10月に自民と日本維新の会の連立政権が樹立して以降、初めて維新から閣僚を起用し、「閣内協力」を実現させる。
複数の政府・与党関係者が明らかにした。政府・与党は自民役員人事を16日に行い、内閣改造は17日に実施する予定だ。
中司氏は衆院大阪11区選出で当選3回。大阪府枚方市長や大阪府議を務め、政治経験は豊富だ。昨年8月から党幹事長として自民の鈴木幹事長と連携し、政策や国会運営の調整役を担ってきた。首相側と維新は、維新からの最初の閣僚として注目されることなども踏まえ、安定感や調整力に定評がある中司氏が適任との判断で一致した。
中司氏の担当は、維新が行財政改革や規制改革を重視していることも考慮しながら決定される見通しだ。
首相は昨年10月の内閣発足当初から維新側に入閣を呼びかけてきたが、維新が当面は「閣外協力」にとどめたいとの方針を示し、見送られてきた経緯がある。