岸和田だんじり祭、開催 「日本一危ない」山車疾走

大阪府岸和田市の伝統祭礼「岸和田だんじり祭」が19日、岸和田・春木両地区で始まった。「日本一危ない祭り」とされ、疾走するだんじり(山車)が勢いをつけたまま街角を直角に曲がる「やりまわし」などが披露された。20日まで。
海側エリアの両地区には、浜風に乗って祭りばやしや太鼓の音色が鳴り響いた。だんじりの屋根ではうちわを手にした「大工方」が命綱なしでやりまわし中に跳びはねるなどキレのある踊りを披露。引き手は「そーりゃ」「ほいさー」と威勢のいいかけ声とともに力強く駆け回った。
かつて岸和田在住だったという大阪府泉大津市の無職川端ヤス子さん(74)は「アメリカに移住した娘に写真や動画を送りたい。昔を思い出した」と話した。
だんじりは地域住民で構成される組織「町会」が所有。町会ごとに木彫りの装飾やモチーフ、着用する法被の柄が異なる。
祭りは約300年前の江戸時代中期、岸和田藩主が五穀豊穣を祈って始めた祭礼が起源とされる。20日にはだんじりを曳行して市内の神社に参詣する宮入りが行われる。