JR貨物社員を逮捕…受注業者の社長らから数十万円受け取った収賄の疑い

JR貨物(東京)の発注工事を巡り、受注業者から現金を受け取ったとして、福岡県警は23日、同社九州支社(北九州市)社員の男(60歳代)をJR会社法の収賄容疑で、受注業者の社長ら2人(60歳代)を同法の贈賄容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、JR貨物社員の男は2024年~25年、同社が発注した電気工事などで、下請けとして工事を受注できるよう便宜を図った見返りに、受注業者の社長らから数十万円を受け取った疑い。
JR貨物は1987年に国鉄が分割民営化されたことに伴い、貨物部門を引き継いで誕生。株主は国土交通省所管の独立行政法人のみで、国は経営自立化に向けて2024~26年度の期間で193億円を無利子で貸し付ける支援を行っている。
JR会社法は、国が監督するJR貨物の取締役や社員について、「みなし公務員」として収賄行為をした場合には3年以下の拘禁刑を科すとしている。