警視庁は24日、同庁本部(東京都千代田区)で各署長や本部幹部を集め署長会議を実施した。筒井洋樹警視総監は「『弱きを助け、悪をくじく』との気概で職務に邁進(まいしん)してほしい」と職員に訴えた。
筒井氏は犯行が凶悪、巧妙化する匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)について「治安上の最重要課題」と指摘。トクリュウや、警視庁が対策を強化する指定暴力団住吉会幸平一家について「壊滅に向け、実態解明や中核的人物の検挙、違法ビジネスモデルの解体に向けた取り組みを強化してほしい」と求めた。
ストーカーやドメスティックバイオレンス(DV)、児童虐待などの重大事件につながりうる「人身安全関連事案」を巡っては関係部署の連携を図り、被害者の安全確保を最優先とする対処の徹底を強調した。
在留外国人を巡るトラブルも相次ぐ。筒井氏は「違法行為に毅然(きぜん)とした取り締まりを行い、外国人コミュニティーに法令や社会規範の遵守を働きかけるなど、都民・国民と外国人の双方が安心して暮らせる社会の実現に向けた取り組みを推進してほしい」と各部署へ指示した。