「『まんじゅうや』が指す候補者は私しかいない」最高裁へ上告の茨城・神栖市長が談話発表

昨年11月の茨城県神栖市長選を巡り、「まんじゅうや」「だんごさん」と記された2票を無効票と判断した東京高裁判決を不服として最高裁に上告した木内敏之市長(65)は24日、談話を発表し、判決の内容を重ねて批判した。
木内氏の実家の「木内製菓」は120年以上続く老舗の和菓子店。木内氏は、2票を県選挙管理委員会が無効と判断し当選無効と裁決したのは不当だとして提訴していたが、高裁は今月3日、請求を棄却した。
木内氏は談話で「『まんじゅうや』『だんごさん』が指す候補者が私しかいないにもかかわらず、十分な検証もせずに、安易に通用性がないと断定した高裁判決には疑義がある」と主張した。「民主主義、地方自治のあり方について重大な影響を与えるものとなりえる。最高裁には適正なご判断をいただきたい」とも訴えた。
昨年11月9日に投開票された市長選は、新人の木内氏と、当時は市長だった石田進氏(68)が争った。市選管の集計では、両氏の得票は各1万6724票で同数となり、公職選挙法に基づくくじ引きで木内氏の当選が決まった。石田氏の陣営による異議申し立てを受け、市選管は再点検を行ったが、票数は動かなかった。
その後、石田氏側は県選管に審査を申し立て、県選管は再々点検の結果、石田氏1万6723票、木内氏1万6722票という集計結果を示した。「まんじゅうや」「だんごさん」の2票と、欄外に無関係の記載があった石田氏の1票を無効とした結果、石田氏の票数が木内氏を上回った。