大手回転ずしチェーン「はま寿司(ずし)」の店舗で迷惑行為の動画を撮影してSNSに投稿したとして、威力業務妨害罪に問われた無職、新西悠太被告(43)=埼玉県毛呂山町毛呂本郷=の初公判が29日、さいたま地裁川越支部であった。新西被告は起訴内容を認めて即日判決となり、酒井絢子裁判官が拘禁刑1年、執行猶予5年(求刑・拘禁刑1年)を言い渡した。
新西被告は被告人質問などで、動機について「承認欲求を満たすためにした」と説明。今後動画投稿ができないようにスマートフォンを解約して従来型携帯電話を契約し、位置情報サービスで妻に行動を監視してもらうなどとして再犯防止に努めるとした。
酒井裁判官は、同様の行為で罰金50万円の略式命令を受けた5日後に今回の犯行に及んだ点などに触れ、「身勝手極まりない」と指摘した。一方、「自力更生を促すのが妥当だ」として執行猶予とした。
判決などによると6月28日、県内のはま寿司店舗でしょうゆボトルの注ぎ口を手や指で触るなどした行為を動画で撮影。SNSに投稿し、店側にボトルを交換させるなどして運営会社の業務を妨害したとしている。【板鼻歳也】