10月1日に、関東に台風26号が接近する予報です。千葉県は先週の台風による被害で復旧がままならない状況ですが、再びの大雨に警戒が必要です。
台風26号のピークは? 急に雨風が強まるおそれも
坂口愛美気象予報士: 30日午後5時時点の雨雲の様子です。全国的にみると高気圧に覆われて晴れていますが、関東地方は秋雨前線の影響を限定的に受けており、一部に雨雲がかかっています。
また、台風に伴う雨雲が伊豆諸島のあたりにかかってきています。八丈島には、海上にある雨雲がいつかかってきてもおかしくないと思ってください。
続いて、30日午前11時までの24時間降水量です。関東と、東海の沿岸部では特に雨量が多くなっていることがわかります。台風25号の大きな影響を受けた場所で、また雨が続いていることになります。
では、台風26号の進路はどうなっているのでしょうか。30日午後3時時点ではだいぶ予報円も小さくなり、進路が固まってきました。
10月1日の朝にかけ、八丈島に最接近ということになりそうです。中心気圧が1000ヘクトパスカルということで、台風としてはだいぶ勢力が弱まってきています。
ただ、台風の中心の東側に、まとまった雨雲もあります。今回の台風はコンパクトなので、近づいてくると、急に雨風が強まるおそれがあります。
特に伊豆諸島などでは、1日にかけて24時間で120ミリくらい雨が降ってもおかしくないので警戒をお願いします。
台風26号は秋雨前線と一体化し大雨に?油断せず備えを
坂口愛美気象予報士: 千葉などへの影響はどうなのでしょうか。台風26号の雲のほかに気になるのが、帯状に伸びている秋雨前線の雨雲です。
台風が前線を刺激するというような話はよくありますが、今後は台風26号と秋雨前線が一体化し、温帯低気圧になって抜けていく形になりそうです。そのため、雨雲の範囲も広がってきそうで心配です。
では、雨と風の予想を詳しくみていきます。30日の夜から、八丈島のあたりに台風本体の雨雲がかかってきそうです。八丈島などでは、1日の朝にかけてが雨と風のピークとなりそうです。
その後、1日の午前中に台風と前線の雨雲がほぼ一体化して、千葉の沿岸部をかすめていくような形になりそうです。
午後になると東へ抜けていく形になりそうですが、もし北側にもう少しずれた場合は、千葉などもまた広く雨となる可能性があります。まだまだ油断はせず備えていただきたいと思います。
特に台風25号で大きな影響があった千葉の印旛沼(成田市)や市原市では、1日の日中ぐらいにかけては雨が残りそうです。
普段の台風などでは「これぐらいの雨は心配ない」と言いたい気持ちもありますが、今までかなり雨量がかさんでいるため、今回は少しの雨でも土砂災害などが起きるおそれがあります。お気をつけください。
1日の午後は次第に天気が回復傾向となり、夜には晴れていきそうです。雨雲が偏西風に乗り、びゅーっと抜けていくことになりそうです。
全国の週間天気予報 新たな“熱帯低気圧”発生で進路は?
坂口愛美気象予報士: 全国の週間天気予報をみていきます。今回の雨雲が抜けてくれれば、広く晴れ間が戻ってきそうです。
東京は4日にかけて晴れ間がありそうです。その後、5日や6日には雨マークの地域もありますが、今までの長雨というよりは、低気圧と高気圧が順々にやってくる、秋らしい天気周期変化による雨ということになりそうです。
季節も進みそうですが、まだまだ警戒事項もあります。熱帯低気圧が今後台風になる可能性があり、場合によっては来週の半ばから後半にかけて影響が出てくるおそれもあるため、最新情報をチェックしてください。