沖縄の本土復帰以降生まれで初の知事、42歳古謝玄太氏が初登庁「大きな責任を改めて痛感」

12年ぶりの保守県政スタート
13日投開票の沖縄県知事選で、自民党などの支援を受けて初当選した前那覇市副市長の古謝(こじゃ)玄太氏(42)が30日、知事に就任し、県庁に初登庁した。1972年の沖縄の本土復帰以降に生まれた同県知事は初めてで、12年ぶりの保守県政がスタートした。
この日午前9時半、古謝氏は県庁1階ロビーで職員らに拍手で迎えられ、笑顔で花束を受け取った。宮城嗣吉(つぐよし)副知事から事務引き継ぎを受けた後、初めて知事室の椅子に座り、報道陣に「大きな責任を改めて痛感している」と緊張した面持ちで語った。
米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設を容認する古謝氏は、知事選で自民など与野党5党と公明党県本部から推薦を受け、過去最多得票で移設反対を掲げた前知事の玉城デニー氏(66)らを退けた。経済振興を重視し、政府が進める防衛力の「南西諸島シフト」にも理解を示している。
古謝氏は、「日本全体においても重要な役割を担っているという自覚を持ち、職務に精励してまいりたい。職員一丸となり、経済界や市町村、様々な関係者と協力しながら進めていかなければならないという気持ちを新たにした」と話した。
古謝氏はこの日午後に就任記者会見を開き、基地負担の軽減や沖縄振興など重要課題の認識や対応について考えを述べる予定だ。