鹿児島県指宿(いぶすき)市の食肉販売会社が産地を偽装してふるさと納税の返礼品の牛肉を販売していた事件で、鹿児島県警は1日にも、同社元取締役(55)を詐欺容疑で再逮捕する方針を固めた。
捜査関係者によると、元取締役は低等級の牛肉商品を最高級の「A5ランク」と偽装するなどして販売し、約6000万円をだまし取った疑い。一部はふるさと納税の返礼品として提供されたとみられる。
県警は安価な牛肉を実際より高値で販売することで、利益を得ようとしたとみて捜査を進めている。
食肉販売会社を巡っては、農林水産省が今年3月、販売した計約27トンについて不適正な表示があったとして、是正指示や勧告を行った。元取締役は8月18日、産地を偽装した牛肉を販売し、約145万円をだまし取ったとして食品表示法違反と詐欺の両容疑で逮捕され、在宅起訴されていた。