東京と伊豆諸島間で旅客船を運航する「東海汽船」(東京都港区)で酒気帯びでの船上勤務があったなどとして、国が海上運送法に基づく船舶の使用停止命令を出したことを受け、小池百合子都知事は2日の定例記者会見で「社としての責任は非常に重い」と指摘し、国や関係機関とも連携して、旅客や貨物の輸送に支障がないよう対応する意向を示した。
国土交通省関東運輸局は同日午後、大型船など計3隻を9日から28日まで使用停止とする命令書を東海汽船に交付した。
処分を受け都は2日、東海汽船に対し▽社をあげた船舶運航の安全確保▽処分期間中の旅客・貨物輸送に必要な代替船の手配▽利用者への丁寧な対応-を申し入れた。
小池氏は「本当に遺憾だ。離島航路確保は極めて社会的使命が高い仕事で、社内意識の徹底、何を優先すべきか、どう行動するか、処分でしっかり考えていただきたいと強く願う」と述べた。
東海汽船は、八丈島など都の島嶼(とうしょ)部との航路を担う。相次ぐ台風など荒天も相まって、島民らの移動や物資輸送手段の安定的な確保が課題となっており、小池氏は「最優先課題として対応する」と強調した。