福岡県議会の議長・副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑について、新たな証言です。
自民党県議団に所属する、議長経験者の樋口明県議が2日午前9時半から記者会見を開き、「議長就任前に複数の会合などに関し、 慣例に従い、費用負担を求められた事実がある」と明らかにしました。
樋口県議は「議長に就任する前年の2016年4月、蔵内会という自民党県議団幹部によるゴルフ会、もしくは 他会派も交えたゴルフ会であるマスターズの会いずれかに参加し、その際にかかった費用について、私が全額負担しました。 金額は約150万円だったと記憶しております」としました。
さらに「同年秋に自民党県議団幹部との食事会が福岡市内の料亭で行われ、この食事会の代金とお車代についても、私が全て負担しました」と述べました。
そして「その同年12月にもマスターズの会が開催され、この会には参加しておりませんが、この会にかかる旅費とゴルフ代として300万円を負担した」「年が明けた2017年の1月には、 県議団幹部との新年会が福岡市内のフランス料理店で開催され、私も参加して食事代を負担した」「同年4月、蔵内会とマスターズの会がそれぞれ1回開催され、 私はいずれの会にも参加し、どちらか一方の会にかかった費用について全額負担した。金額は約150万円だったと記憶しています」と語りました。
議長就任前の2016年4月から2017年4月にかけて、「蔵内会」と呼ばれるゴルフ会の費用のほか、福岡市内の料亭やフランス料理店で開かれた県議団幹部の食事会の費用や車代として、少なくとも600万円を支払ったということです。
支払いは、当時の自民党県議団の幹部から打診されたとしています。
樋口県議は、直後の2017年5月に福岡県議会の議長に就任しました。
樋口県議は「もし私がそれに応じなければ、議長就任、その後の私の議連の会長や県連幹事長就任は危ぶまれたんじゃないかなと考えます」とも述べました。
「長年続いてきた慣例に従ったが、慣例であったからといって、その行為は正しいものではありませんでした。今後二度とこのような悪しき慣例が繰り返されることのないよう、責任を持って行動し、 県民の皆様の信頼回復に向け全力で取り組んでまいります」としました。
一方で「議長に就任するために現金を渡したことも受け取ったことも一切ない」としています。
動画では冒頭部分をノーカットでご覧ください。