人気バンド「サザンオールスターズ」のメンバー関口和之氏(70)が代表取締役を務める音楽関連会社「のほほん」(東京都目黒区)が、東京国税局から2023年9月期までの3年間で、約5億8千万円の申告漏れを指摘されていたことが4日、関係者への取材で分かった。追徴税額は過少申告加算税を含めて約5300万円という。不当に税負担を軽減させる「節税スキーム」を用いたと認定された。
関係者によると、21年2月、同社は当時顧問だった税理士法人側が用意した会社の株式を5億8800万円で取得。この会社から配当を受けた後、資産が大幅に減って価値が下がった株を150万円で関口氏個人に売却した。取得額との差額5億8650万円を損失として計上、法人所得を圧縮し、翌期以降も納税額を引き下げていた。
関口氏は、のほほん社の公式ホームページで「重く受け止め、心よりおわびする」とのコメントを発表。顧問税理士から「適法と説明された」と釈明し、追徴税の全額を既に納付したと明らかにした。