ノーベル化学賞に選ばれた吉野彰さん(71)の母校・大阪府立北野高校(大阪市淀川区)では、受賞決定から一夜明けた10日朝、「おめでとうございます!」と書いた横断幕を校門脇に掲げ、大先輩の偉業を祝福した。
同校出身者として初の受賞とあって、萩原英治校長(55)は始業前の校内放送で「こんなにうれしいことはありません。北野(創立)146年の念願がようやくかないました」と報告。「皆さんの中から吉野先生に続き、再び、北野高校からノーベル賞受賞者が出ることを楽しみにしています」と呼びかけた。
研究者を目指しているという篠原悟志さん(3年)は「素晴らしい先輩がいることを知って誇らしい」。小中学校も吉野さんと同じ大阪府吹田市立千里第二小、同市立第一中の出身で「吉野さんに少しでも近づけるように精進したい」と意欲を語った。北野高同窓会事務局長の笹川忠士さん(76)は「落ち着いたら、ぜひ母校で講演してほしい」と期待した。【隈元悠太】