簗農相続投で炎上止まらず、自民党内からも批判噴出…高市首相の「アンケート」が完全裏目に

簗農相が衆院選で自身を応援しなかった首長がいる2市町の道路予算を「大幅にカットする」と放言し、実際に減額された問題が拡大の一途だ。高市首相は9日の参院本会議の代表質問で「本人が適切に説明することが重要。しっかりと説明してほしい」と話し、改めて簗氏を続投させる意向を示した。ところが、炎上が止まらず、ついに党内からも批判噴出だ。
本会議開会前の9日朝、自民党本部で開かれた「農業構造転換推進委員会」の冒頭で、簗氏は「食料安全保障を確立していく中で、必要な予算については確実に勝ち取る」と爽やかな笑顔で挨拶。すると、参加者の鈴木宗男参院議員が突如「まず冒頭に『お騒がせしてます』だとか『しっかり説明責任を果たしてやってまいります』というような挨拶があってしかるべきじゃないかな?」などと叱責したのだ。
簗氏は、これまで報道陣に見せたことがないほど憔悴した表情で謝罪の弁を述べたが、簗氏の地元・栃木県連顧問の佐藤勉元総務相も下野新聞の取材に「予算配分を減らすなどと言ってはいけない」と、苦言を呈している。
党内からもブーイングで「辞任秒読み」とも囁かれるが、高市にクビを切る意図がないようだ。
「予算カット発言が発覚したのは先月末で、既に1週間以上が経過。この発言を深刻に捉えているなら、もっと早く切っているはずです。いまだに更迭していないということは、このまま乗り切れると踏んでいるのでしょう」(官邸事情通)
野党は簗大臣をロックオン。主戦場は、高市首相が出席する13、14両日の衆院予算委員会と、16と19日に実施される参院予算委だ。下手をすれば、内閣支持率にも影響しかねない。
■秘書へのパワハラは永田町では有名だった
「総理は今回の人事に際し、所属議員を対象にした『役職希望アンケート』を最重視したと公言。自らの責任で簗さんを農相に起用したわけですから、任命責任は重い。そもそも、簗さんの秘書へのパワハラは永田町では有名だった。『閣僚起用は危険』という情報は官邸に上がっていたはずだが、アンケート重視の総理は聞く耳を持たなかったようだ」(官邸事情通)
目下、関芳弘文科相に政治資金規正法疑惑が浮上し、藤井比早之総務相には公選法違反の疑いが浮かんでいる。アンケート結果を基に、高市首相の判断で彼らを起用したわけだが、簗氏を含め問題人物ばかり。今後も火種は尽きなそうだ。
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