今年に入り、全国各地で神社の屋根の“銅の板”が盗まれる窃盗事件が相次いでいるのをご存知でしょうか?“罰当たりだ”。神社を支える、地域の人たちからは怒りの声があがっています。
「これですわ」
倉庫の屋根を覆っていた銅板が…
窃盗の被害にあったのは、高知県香美市にある「神賀神社」。銅の板、123枚を盗まれました。被害はおよそ28万円にのぼるといいます。
猪野々地区長 梶原正道さん 「極めて残念です、憤りを感じる。地区全員のよりどころですね、この神社のおかげで地区が一つにまとまっている」
今年に入り、全国各地で相次いでいる銅の窃盗。1月には宮崎県の温泉施設の跡地で。4月には石川県の神社の屋根からそれぞれ銅管や銅板が盗まれました。
さらに、7月には神奈川県で河童の銅像も窃盗の被害に。
この背景として考えられるのが、銅の高騰です。
2021年1月には、1トンで87万円だった銅。その後、みるみるうちに価格が高騰し、今年8月には1トン=235万円を超え、最高値を記録しています。
長野県阿南町の神社でも先月、屋根を覆う銅板がはがされ、持ち去られる被害がありました。
鴨目上栗八幡社 佐々木廣賢総代長 「こんな小さい集落で思ってもいない災難で戸惑っている。まったく罰当たりだと思う」
Nスタがきょう向かったのは、長野県大鹿村にある神社。
高柳光希キャスター 「被害にあったのがこちらの神社ですね。屋根に使われていた銅板がはがされて盗まれた後、今はブルーシートがかけられています」
集落から離れた山あいにあるこちらの神社でも先月、何者かによって屋根の銅板が持ち去られました。
雨漏りを防ぐため、ブルーシートをかぶせて応急処置をしていますが、修理には数百万円ほどかかるといいます。
信濃宮総代長 前島正介さん 「少しずつ祭りで貯めたお金で神社を守っているわけですよ。こういった状態で追い打ちをかけられると、神社自体の運営が厳しい」
近隣住民からも悲しみの声が…
近くに住む人 「本当にもう悲しいですね。“よく罰が当たらないな”と逆に不思議なくらい」
長野県内では同様の被害が相次いでいて、警察は連続性があるとみて捜査しています。