辺野古転覆事故 沖縄県の古謝玄太知事が遺族と面会「二度と事故を起こさせない」

沖縄県の古謝玄太知事は17日、同県名護市辺野古沖の船転覆事故で亡くなった同志社国際高校(京都府)2年、武石知華さん=当時(17)=の遺族と県庁で面会した。事故当時知事だった玉城デニー氏は遺族と面会しなかったが、古謝氏は遺族に寄り添い、再発防止に取り組む姿勢を明確にした。
面会では、事故が研修旅行で平和学習中に起きたことから、知華さんの父親は「全国の子供たちが沖縄で学び、たくさんの思い出をもって無事に家に帰る。当たり前のことが確実に行われてほしい」と述べ、安全確保の徹底を求めた。
古謝氏は「事故の教訓を今後の県政に生かし、二度と事故を起こさせないという強い思いをもって安全管理の徹底を進めていきたい」とした。
事故は3月16日に発生。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古移設に反対する「ヘリ基地反対協議会」が運航する抗議船2隻が転覆し、知華さんと、金井創船長=当時(71)=が死亡。計14人が負傷した。
同協議会は玉城氏を支持していた団体だったほか、玉城氏も団体を擁護するかのような言動を繰り返していた。玉城氏の在任中に面会がなかったことについて、知華さんの父親は「本来ならもう少し早く行政側と話ができればという希望は持っていた。少し残念なことだった」と述べた。(楠城泰介)