神戸の連続発砲事件、死亡の男性巡り逮捕の元暴力団組長「不動産の取引で不満があった」

神戸市で男性2人が死傷した連続発砲事件で、重傷者への殺人未遂容疑で逮捕された元暴力団組長(79)が、死亡した男性について「不動産の取引で不満があった」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。兵庫県警は勾留期限の21日にも、この男性を射殺したとする殺人容疑でも元組長を再逮捕する方針。
捜査関係者によると、元組長の再逮捕容疑は9月30日午後、同市中央区の路上で、乗用車の助手席にいた会社経営の男性(58)に後部座席から拳銃で複数回発砲。右胸などに命中させ、殺害した疑いが持たれている。
元組長はこれまでの調べに、「不動産を扱っている男性に土地や建物の取引を持ちかけたが、思う通り進まずに不満を抱いた」と述べているという。
元組長の供述では、事件直前、元組長はJR新神戸駅近くで男性と会い、男性が実質経営する会社の従業員男性(54)が運転する車で移動。男性を撃って車から降ろした。従業員男性には約5キロ離れた同市兵庫区の会社役員(59)宅までの運転を命じ、到着後、従業員男性に発砲したとされる。降車後には会社役員宅の玄関にも2回発砲したという。
元組長は県警の調べに対し、男性との取引とは別に、この会社役員に対して小豆島(香川県)の土地の購入など複数の不動産取引を持ちかけていたと説明。会社役員との取引を巡っても不満があったと述べたという。